· 

4番

過去2度の優勝を誇る日本代表の初陣が8対1で中国に勝利という申し分のないスタートになった。

しかし、観ている感じとしては塁に走者を溜める展開になる割には大量得点には繋がらないヤキモキする試合だった。

これまでの日本代表はどちらかと言うとホームランバッターを揃える長打力のチームではなく、細かく打線を繋いで、脚で揺さぶって捕まえたら打線が途切れない恐ろしさのあるチームだった。

今回は各チームの4番が多く、何だか昔のジャイアンツみたいな感じがする。走者が溜まって1発が出ればデカいが、出なければ走者が溜まったまま終わりになる。
しかし、時代が変わったかのようにたくさんホームランを打つ選手が増えたからこそ作れたチームでもある。ただ、シーズンでは大量に打つ選手がなぜか国際大会ではあまり打たないのも「日本代表あるある」だと思うので少し博打性はあるチームかもしれない。

ともあれスーパースターの大谷選手がいるだけで雰囲気も良ければ、視聴率も良いし、今まで名前も聞いたことのなかったヌートバー選手が一生懸命明るくプレーしてくれて有難い。
優勝まで突き進んでくれたら最高だな。