天心

週末に行われたボクシング興行にて那須川天心選手のボクシング第2戦目が行われた。同じ興行でライトフライ級チャンピオンの寺地拳四朗選手、スーパーフライ級チャンピオン中谷潤人選手の防衛戦も行われた。結果は3人とも勝利で波乱はなかった。

世間的にはKOで勝利した拳四朗選手、難敵相手に3度ダウンを奪って判定勝ちした中谷選手は称賛されて。
KO勝ちを大いに期待されながら判定勝ちだった天心選手は辛口の評価が多かった。

確かにチャンピオン2人は世界的にも屈指の選手だし、彼らとデビュー2戦目の選手が比べられるのは酷だと思うが、動き、センス、才能に関してはずば抜けているように見えた。

スピードに目を奪われがちだけど、身体全体の柔らかさと自在性がスゴイ。身体全体が動いて瞬時に反応する。動作に対して身体のかなり多くの部分が参加して動くのでヌメヌメ動く印象がある。
これは最新の井上尚弥選手の試合でも感じた質感だった。この質感は過去フロイド・メイウェザー選手が持っていた。

身体が固いと動きの印象はギクシャクしてロボット的な印象を受ける。それでも1発の破壊力が飛びぬけていればボクサーとして成績はある程度残せる。
身体が柔らかいとヌメヌメした液体的な印象を動きから受ける。これがあるとボクサーとして異次元の成績がついてくる。

野球ならイチロー選手は柔らかかったけれど、今の大谷選手の方が液体的に感じる。イチロー選手の場合それよりもスムーズさを感じる。

関節だけの柔らかさではなくて神経が細かく細胞に行き渡って、緻密に必要な部分が反応して動く感じ。
動かそうと思って動かせる部分が他の選手達より多いのだろう。これがある程度のラインを越えてきたところから動きがヌメヌメ感じるようになる。なかなかそういうスポーツ選手はいないけれど。