目線

先日テレビ番組で芸人のチャン・カワイさんがアフリカで遠くを5日間見続けて視力を0.6から1.0まで上げていた。都会に住んでいると部屋にいれば部屋の範囲で物を見るし、テレビ、パソコン、スマホと長く見がちなものはより近くにある。
デスクワークなら仕事時間はずっと近くを見ていることになる。

外に出ても建物がどこにでもあるので地平線なんてみえないのが普通だ。海が近ければ水平線が見えるので、その場合はかなり遠くに目をやれる。

とはいえそこまで遠くを見ないにしてもいくつか先の信号を見るとか、遠くのマンションを見るとか、雲を見るとかでも十分遠い。恐らく見る必要がないから遠くを見ていないだけだろう。

歩いている時ですらスマホを見ている人やなぜか下を見て歩いている人が多いけれど、こういう無意識の習慣が目を悪くしているような気もする。

遠くを見て生活しようと試みると、頭が上がって首への負担が減るので首が凝りにくくなる。首が凝りにくければ頭への血流も増すので脳にも目にもいいだろう。あと頭と首が垂直に並ぶものでその下の胸郭も起きてくるので呼吸もしやすく、胸回りも凝りにくくなる。

なかなか遠くを見るのが習慣にまで染みこむのは難しいかもしれないけれど、それだけで色々と良いことは多いかもしれない。