膝が痛い場合、関節内の軟骨がすり減って摩擦で痛い場合や靭帯損傷で痛い場合もあるけれど、大体は膝まわりの筋肉が凝って痛い。
結局筋肉が固くなって凝ることで痛く感じる。固く縮んだ筋肉が血管や神経を圧迫して痺れたり冷えたり浮腫んだりもする。これらも筋肉が柔らかければあまり起こることではない。

膝の場合は膝自体と膝を上下で挟んでいる腿と膝下の筋肉が固く引っ張り合っていることが多いので上下の状態を考える。ただ腿も膝下も大体全体的に凝っている。緩むとある程度痛みは楽になる。

ただ膝を庇う歩き方は念のため継続する人が多いので、膝回りを緊張させて小股で歩く。そうするとこの緊張が凝りを生んでまた膝が痛い自分に戻ってしまう。

なので膝に力を入れて気を付けて歩くよりも、力を抜いて上手に歩くことの方が大切。
足が地面についてそこに脛が乗る。脛が乗ったら今度は膝に体重を乗っける。膝に乗ったら脚を後ろにかき出す。膝自体には力は入れない。

乗っける感覚。膝に力は入れないでいくので股関節を使う意識で脚をコントロールする。
実際その方が力は強いので効率的に歩ける。

どこにしても痛いところを強張らせて使う人が多いけれど、そうすると余計凝るので意識をより出力の強いところに散らすといい。