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無の上に正を置く

静かなワークの時。

「良くしてやろう。」とか「ここを緩めよう。」という思い、あるいは「良いワークをしよう。」などと気負うといいワークにならない。

意図や気持ちは邪魔になる。こういうものを自我という。
何も考えず感じることで受け手に動きが出る。それを追うのが良い。そこから良い変化が出て「よかったなぁ。」と思えばいい。

世の中ではポジティブ思考でいれば、良い事がどんどん引き寄せられてきて恵まれるという考え方がある。「笑う門には福来る。」である。
僕もこれは真実だと思う。

しかし、

無理やり無理やりに作るポジティブは違和感を感じる。いずれエラーが出るか、疲れてやめてしまうのではないだろうか。
ワークで「良くしてやろう。」と思うと大した成果が出ないように。

だからまずは無を目指す。まずはというか心の文化では、無は究極だったりするのだけど。
仏教の悟り、ヨガのサマーディー、真言宗の空(くう)の境地、武道の不動心など挙げればキリがない。

そこで悟ってしまうと正も負もなくなる。聖者の人生になる。
でも大抵の人は聖者になりたいわけではないしなれない。

そんな訳で無には行けないけど無を目指す。
人に合わせられたり、素直であったりして自我を小さくしていく。
その上にほんのりと正を置く。笑顔や明るさ。

そうやって生きることで良い変化は舞い込んでくるのだと思う。

まず目指すのは無で、注意することはなるべく無の下に負を置かず、無の上にも負を置かない事だ。

ニュートラルな所を心に作れますように。