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上を見れば

上を見上げればキリがない。

あの雲に手を伸ばしても、あの星に手を伸ばしても、太陽に、月に、天の川に・・・。

決して届かない。触れる事も出来ない。

そうは思っても見上げては手を伸ばしてしまう。
届かないものは良いものだと思ってしまう。
触れたこともないのに。

見えているのに届かないものは違う次元にあるものだ。
そこに自分の居場所はない。
クリアした人たちが居れる場所だ。

その境界線をパッと感じた時に初めて見上げるのを止められる。
足元に大地がある事に気づく。空気がある。同じ目線の人たちがいる。

手が何とか届くもので自分を満たしていける。
いや、本当はもう満たされていたりする。

今生きているのだったら、数えきれないほどの自分を生かしてくれているもののおかげで生きている。
そんな中で明るく笑っていけたらいいじゃないか。