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肚の文化

昔の日本。
相撲の文化。風神雷神図の肚。金剛力士像の肚。

腹筋が6つに割れていることに価値なんてなかったのではないだろうか?
強さは膨らんだ肚だ。肚の奥には丹田がある。

小腸には細胞以上の腸内細菌がいて、免疫の中枢と言われている。あるいは副脳という文化もあって肚を括るとかいう言葉に代表されるように判断の中枢にもなっていた。

それがいつからか西洋文化が入ってきて、筋骨隆々バキバキの腹筋に価値が出てきた。
固めて固めて腹を圧縮する。内臓のスペースは狭くなる。
奥の層の大腰筋は表層の腹直筋の硬直に影響されて使えなくなる。
固めていると肚の表層の感覚はあっても中の感覚は感じにくい。
肚で物事を決めるという感覚なんて子供の頃からそもそもない。

ロルフィングをやるようになって、表面よりも奥の方が大事だと思うようになってきた。
奥の方からあるべき機能を発揮できれば表面にも自然の美しさが出てくるはずだ。

ロルフィングで大腰筋からの歩行は可能になるけど、丹田だ、副脳だという感覚はその更に先にある。
これらの復活が出来ないものかと考える。